「トタン屋根ってなに?」「トタン屋根の補修方法について教えて!」このような、疑問を抱えている方が多いのではないでしょうか。
本内容は、トタン屋根の基本知識や補修方法について気になっている方におすすめです。今回は、トタン屋根の基本知識やメリット・デメリット、補修方法を解説します。
トタン屋根の補修・修理方法
トタン屋根の補修方法は、トタン屋根の劣化状況によって異なります。たとえば、色あせやチョーキングなど軽い劣化であれば、屋根塗装で問題ありません。しかし、重度の錆や穴あきが発生している場合には、屋根カバー工法や葺き替えを視野に入れる必要があります。
なるべく補修方法を簡単にしたい場合は、定期的なメンテナンスや簡単な補修が効果的です。耐用年数が過ぎるまで待つのではなく、業者にメンテナンスから依頼してみましょう。
そもそもトタン屋根とは
トタン屋根とは、亜鉛メッキ鋼板でできた縦葺きの金属屋根のことです。瓦棒と呼ばれる突起物が特徴的な屋根になります。トタン屋根の寿命は25〜30年と言われていることから、一般的な建物だと数回、補修が必要になります。
トタン屋根は、水が染み込まない金属を使用しています。棟から軒先まで一枚の金属で屋根を構成するため、雨漏りの心配もそれほど必要ありません。
トタン屋根のメリット・デメリット
メリット
トタン屋根は、他の屋根材に比べて、安価です。また、軽い素材で作られています。その上、耐用年数も長いため、補修のタイミングを大きく伸ばすことができます。使用場面をそれほど選ばないため、さまざまな建物に使用できるのがメリットです。
デメリット
トタン屋根は、昔から使用されている屋根材です。そのため、最新技術が施されている屋根材に比べてしまうと、優位性はなくなりつつあります。また、金属屋根は夏になると室内まで熱さを感じてしまったり、雨音が室内に響いたりします。遮熱性能を持った防水紙や遮音性能を持ったシートを使用することで、これらの問題は解決できますが、その分費用がかかってくるため、注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。今回は、トタン屋根の基本知識やメリット・デメリット、補修方法を解説しました。トタン屋根は、昔の建物から使用され続けている屋根材です。安価で耐用年数が長いことから、今でも使用されることがあります。
しかし、近年屋根材に関する技術が発展していることから、トタン屋根の優位性はなくなりつつあります。トタン屋根にはメリットだけでなく、デメリットもあるので、屋根材の補修を考えている方は、本当にトタン屋根が適しているのかどうかを本内容で見極めましょう。