「外壁塗装業者の選び方を知りたい」
「優良業者を見分けるポイントが知りたい」
日々お客様と向き合う中でこうしたお声を聞くことがあります。
一般的には適切な価格で引き受けてくれる業者ばかりです。
しかし中には、費用の割に品質が良くなかったり、改修後にメンテナンスが行われなかったり、詐欺と思われるような業者も存在するのが現実です。
このような悪徳業者を素人が判断するのは、難しいでしょう。
今回は外壁塗装における業者の選び方について、以下2つのポイントをご紹介していきます。
- 外壁塗装の優良業者に多い特徴
- 外壁塗装業者の選び方のポイント
外壁塗装の業者を選ぶにあたって、お悩みの方はぜひ読んでみてください。
外壁塗装の優良業者に多い特徴
優良といえる業者には大きく4つの特徴があります。
- 資格・建設業許可を保有している
- 見積もりが丁寧
- 実際の塗装現場を確認させてもらえる
- アフターフォローや保証がしっかりしている
上記を踏まえて業者選びをすることで、外壁塗装の専門知識が無くても、優良業者を見つけられるでしょう。
1つずつ詳しく解説していきます。
資格・建設業許可を保有している
優良業者の特徴として「資格・建設業許可を保有している」という点が挙げられます。
外壁塗装業は資格や建設業許可を保有していなくとも、営業することが可能です。
そのため、素人でも分かりやすい資格や営業許可の有無で業者を判断することができません。
また、資格や建設業許可を取るためには実務経験や知識・技能が必要なため、面倒に感じて取得しない業者も多いです。
しかし優良業者であれば、お客様に安心してもらえるために、目に見えるものとして資格を取得しているところが多いです。
外壁塗装関連の資格例としては以下のようなものがあります。
・塗装工事業許可 ・塗装技能士 ・外装劣化診断士 ・外壁塗装マイスター |
中には実務経験が必要なものや、いくつかの資格を保有した上で取得できるものなど、取得条件が厳しい資格もあります。
そのため、資格を保有していることが、一定の経験と知識、技術を担保していると言えます。
もちろん、資格や建設業許可を保有していない優良業者も存在しているため、必須条件ではありません。
しかし業者を判断する分かりやすいポイントでもあるため、業者選びの際は確認すると良いでしょう。
見積もりが丁寧
優良業者には「見積もりが丁寧」という特徴も挙げられます。
建物の状況や施工内容、使用する材料、費用など、外壁塗装の見積もり内容を素人が正しく判断することは難しいでしょう。
そのため、見積もり内容を素人でも分かりやすく丁寧に説明してくれる業者は優良業者と言えます。
また、優良業者であれば建物の状態を把握するために、築年数や前回の工事に関して、業者側からお客様へ細かくヒアリングが行われます。
お客様が納得した上で契約してもらいたいためです。
一方で、わからない部分を不透明にしたまま契約させようとする業者は悪徳業者の可能性が高いです。
相談しても曖昧な返答をされる、わからないことを教えてくれないなど、無理やり契約へつなげようとする姿勢が感じられた場合は注意しましょう。
中には見積もりが簡素でも実績がある業者も存在しますが、基本的にはお客様が納得した上で契約できるよう、しっかり相談することをおすすめします。
親身になって歩み寄ってくれる業者であるかどうか確認してみると良いでしょう。
実際の塗装現場を確認させてもらえる
「実際の塗装現場を確認させてもらえる」業者は優良業者といえるでしょう。
悪徳業者は手抜き工事を行ったり、手間とコストの問題から塗料のムラやひび割れ、剥がれなどの劣化部分を隠し通す可能性があります。
一方、優良業者であれば、お客様と細かく確認作業を行い、納得してもらえる状態まで仕上げます。
細かい確認作業を行っても納得してもらえるほど、施工内容に自信があるとも言えるでしょう。
業者選びをする際は、途中立ち会いや確認作業についても聞いておくことをおすすめします。
アフターフォローや保証がしっかりしている
優良業者を探すのであれば「外壁塗装後のアフターフォローや保証の有無」を確認しましょう。
施工不良に対するアフターフォローや保証は業者側が負担するため「保証が充実している=施工内容に自信がある業者」ともいえます。
反対にアフターフォローや保証の無い業者は施工段階で手抜き工事をする可能性が高いです。
中には対応や見積もりを丁寧にして契約した後、手抜き工事を行い、施工後のフォローは全くしないという悪徳業者も存在します。
業者独自のアフターフォローや保証内容が充実している、瑕疵保険に加入しているといったポイントは優良業者を見つける際の大きなポイントです。
外壁塗装業者の選び方のポイント
実際に業者を選ぶ際のポイントとしては大きく3つあります。
- ポイント1: 実績が多いか確認する
- ポイント2:口コミが良いか確認する
- ポイント3:自社施行か確認する
業者選びに迷う際は、これらのポイントに絞って業者をいくつかピックアップすると良いでしょう。
詳しく見ていきます。
ポイント1: 実績が豊富確認する
業者選びの際は、実績が豊富か確認しましょう。
外壁塗装の実績を写真や細かい内容など、具体的に公開している業者は施工内容に自信のある業者と言えます。
また、建物の種類や塗装を行ったケースなど、自身が依頼するケースに似た実績があるか確認すると良いでしょう。
中には実績数のみで具体的な内容を表示していない業者も存在します。
施工内容まで細かく掲載していない業者は、建物の状況に応じた適切な施工ができない可能性があります。
実際の施工は下請け業者へ任せて中間マージンを取るだけの業者の場合もあるでしょう。
業者選びの際は実績を確認して、なるべく実績が豊富な業者へ依頼することをおすすめします。
ポイント2:口コミが良いか確認する
業者選びの際は、口コミが良いか確認することも大事です。
口コミはお客様と良好な関係が築けている優良業者と言えます。
反対に、口コミが悪かったり、施工内容の記載がなく具体的でない口コミのある業者は注意が必要です。
具体的でない口コミはよく見せようと自社で掲載している可能性があります。
口コミを確認する際は、施工内容や対応、費用についても細かく口コミがされているかどうかも確認することをおすすめします。
また身近に依頼した経験のある友人がいれば、聞いてみるのも良いでしょう。
信頼できる業者を選ぶために、複数の口コミサイトなどを
ポイント3:自社施工か確認する
業者選びの際は、自社施工かも確認しましょう。
大手のハウスメーカーや工務店は、ブランドによる安心感があります。
しかし、実際の施工は下請け業者が行うため相場よりも高額になったり、要望が現場まで届かなかったりといったデメリットがあります。
また、中には責任を追わなくて良いという理由で手抜き工事を行う下請け業者も存在します。
自社施工であればこのような問題がすべて解決するため、なるべく自社施工を行っている業者に絞って業者選びをしましょう。
まとめ
外壁塗装業者は数多く存在するため、素人が正しく見極めることは難しいです。
そのため、依頼する業者によっては費用も施工内容にも大きく差が出てしまいます。
ぜひ、この記事のポイントを押さえた上で慎重に業者選びましょう。